ロリポップからwpXへWordPressのサイト移転をした話

[chat face=”chara_udegumi.png” name=”” align=”left” border=”none” bg=”gray” style=””]安いからロリポップでブログを運用していたけど、WordPressのカスタマイズ画面で403エラーが出たり出なかったりし始めた。評判の良いXserverに乗り換えてみようかな?[/chat]

と考え中の方、結構いらっしゃると思います。

実際に2つのブログをロリポップからXserverが提供するWordPress専用プラン、wpXに移転してみたので、その結果感じた注意点などをお伝えします。

どうしてロリポップをやめようと思ったのか?

ロリポップ自体は安く始められてWordPressの自動インストール独自SSL(無料)など、必要そうなものも揃っているのでとりあえず最初に選ぶぶんには悪くない選択だと思います。

ただ、過去にロリポップのスタンダードプラン(月500円)で503エラーの嵐を体験したことがある私。

これからブログも本腰入れていこうかなーと思っているので、アクセスが伸びたとたん落ちるようでは困ります。

かといって、上位プランに変更してロリポップに月2,000円払うんだったら他のサーバーにしてみようかなぁ…?という興味本位もありました。

また、WordPressのテーマをJINに変更した際、テーマのカスタマイズ画面で操作がデータベースに反映されなかったり、広告管理に入力して保存しようとすると403エラーが出たりしてストレスフルでした。

何か他にも原因がありそうな気もしますが、なんとなくサーバーを変えたらそれも解決しそうだなという感じがして、せっかくだから俺はこっちのwpXレンタルサーバーを選ぶぜ、とえいやでサーバー移転を決行したのです。

WordPress専用レンタルサーバー wpXを契約




初期費用0円で月500円〜のクラウド版も気になりましたが、WordPressを複数設置できないそうなのでとりあえずレンタルサーバーのプランにしました。

今すでにロリポップ上に2個ブログがあるので、クラウドプラン2個借りても月1,000円だし、まだ増やすかもしれないし…

公式のWordPress移転マニュアルを読んで

wpXにはご丁寧にWordPress移転マニュアルなるものが容易されています。

ただ、非常に丁寧に書かれていますが、今はデータベースやwp-contentのコピーとかは便利なプラグインがあるのでそれでやっちゃえばいいと思います。

データ移行はAll In One Migrationでやったほうが早い

WordPress同士での移転と言ったらコレです。簡単すぎて拍子抜けしちゃいます。

移転元にこのプラグインをインストールしてエクスポート、移転先にもこのプラグインをインストールしてインポート、それだけです。

注意点は以下2点

  1. インポートが終わるとダッシュボードのログインID、パスワードも書き換わる
  2. もし移転元でエクスポートデータのダウンロードボタンを押すと403になるようなら、FTPで/wp-content/ai1wm-backups/の中に〜.wpressというファイルができているからそれをダウンロードして使う

これは知らないと焦ると思います。記憶しておきましょう…。

Xserver、wpXでは後からドメインを変更できない

さて、Xserver、とりわけWordPress専用のwpXでは、いったんインストールしたWordPressに対して、後からドメインを変更するということができません

今までロリポップをずっと使ってきた感覚からすると、とりあえずロリポップのサブドメインでサイトを開発しておいて、完成したらそのインストールディレクトリに独自ドメインを適用するというな流れを想定してしまいますが、そういうわけにはいきません。

NS切り替え前に独自ドメインを追加・インストールする

ではどうするかというと、とりあえず先に使いたい独自ドメインを指定してWordPressをインストールしてしまいます。

あらかじめドメイン管理 > ドメイン追加設定で独自ドメインを登録しておきます。

Whois認証は使えないのでほかのやり方で。わたしはWeb認証でやりました。

ドメイン追加の画面をスクロールしていくと下のほうにweb認証についての説明があります。
ここにダウンロードリンクが貼ってあるwpx.htmlをロリポップのほうにFTPでアップロードします。

WordPressをインストールしたディレクトリの直下におきます。

うまくいっていれば 独自ドメイン/wpx.htmlを叩くと

wpx-web-auth-2018-08

みたいなのが見えるはずです。これが確認できたらWeb認証を使って独自ドメインを追加、WordPressも自動インストールを進めましょう。

ここのWordPressへのログインID、passはきちんと控えておきましょう。あとでわからなくなって「まぁ再設定のメールを送ればいいか」と思ったら設定がどうのこうので送れず、インストールし直しになりました。

hostsを切り替えてNS切り替え前に動作確認をする

さて、いよいよ大詰めです。
ここでインストールまでは済んでいるので、どうにかして表示を確認したいところです。
でも、ネームサーバー(NS)はまだ切り替えていません。
普通にドメインを叩いてもロリポップのデータが表示されるだけです。

こういうときは、hostを書き換えるんですね!

ざっくり説明すると、このドメインはこのIPアドレスを見にいくぜ〜というのをクライアント(あなたが今触っているパソコン)側で変更するわけです。

hostsの書き換え前に、ロリポップ側のWordPressにAll In One Migrationをインストールしてデータをエクスポートしておきましょう。

公式で説明してくれているので、それを見れば良さそうですが…

なんだかMacに関する説明が少しざっくりしています。

hostsファイルとやらはどこにあるんだ、と。


こちらの記事に非常に詳しく書かかれていました。ありがたや。

ファインダーから「Shift + Command + G」で「/private/etc」を検索。
さらにetc内で「hosts」を検索。

発見!!

この上のほうの「hosts」ファイルをデスクトップなどにコピペして、
「IPアドレス(半角スペース)独自ドメイン」
を追記して保存、また/etc/に戻して上書きします。

上書き時にMacのパスワードを求められるので、入力して進めます。


ソフトでやる手もあるだとか。

さて、これでドメインを叩くとWordPressの初期画面が見えるはずです。

※サイトをSSL化している場合は、httpsはまだNSを切り替えていないためwpX側で設定できません。
httpで表示しましょう
wpXでは当然ですがまだリダイレクトの設定はありません。

初期状態のWordPressにログインし、All in on Migrationをインストール

元のWordPressであらかじめエクスポートしておいたAll In One Migrationのデータをここでインポートします。

確認画面が何回か挟まりますが、気にせずGO。

どうせまっさらな初期状態のWordPressです。
失うものはなにもありません。

無事、インポートが完了すればトップページが見慣れた風景になっているはず。

パーマリンク設定の保存も忘れずに

あるあるですが、パーマリンク設定を何も変更せずそのまま保存して.htacessをWordPressに作らせるお仕事しないと、リンクが404になったりします。

忘れずにポチッとしましょう。

いよいよネームサーバーを切り替える

ここまでやって、ようやくネームサーバーを切り替えます。

わけわからなくなるのでhostsファイルから↑で追加した記述を消しておきましょう。

ドメインを借りているサービスのコントロールパネルから設定変更をします。

変更してもすぐには反映されないので、気長に待ちます。

wpXの独自SSL(無料)について、ネームサーバーを変更した後でないと設定できません。そのため、若干タイムラグができてしまい、httpsが保護された通信にならなかったり、警告画面が出たりしました。これはうまくやる方法があるんだろうか。

これにて作業完了です!

あとは1〜2週間ほど予備の期間を見て、ロリポップの解約なり別の運用をするなりしましょう。

私は8/20で契約期間が終了するので、そのままさようならにしようかなと思います。

長い間ありがとうロリポップ。また会う日まで…。

wpXに移転してみて

まだ数日しか経っていないのでなんともいえませんが、ロリポップで起こっていたような403エラーやテーマのカスタマイズがエラーになったりすることは無くなりました。

今のところ快適そのものです!移転して大正解!!

Xserverも14日間の無料期間がありますので、とりあえず試しに触ってみるのも良いかもしれませんよ。

気に入って使い続けるとき支払いを忘れないようにだけ注意です。復旧できませんw